再販制度(再販売価格維持制度)の抜け道
再販制度(再販売価格維持制度)があるため、買い手側は常に値引きされていない価格で本を買わなければいけません。
しかしこれはどこのお店で買っても同じということになり、特別そのお店で買う必要が無いということにも繋がります。再販制度(再販売価格維持制度)によって常に定価で販売できることは、販売店にとって大きなメリットですが、固定客を獲得するためには別の努力が必要になります。
立地条件や商品のラインナップで勝負するという方法もありますが、それ以外にも再販制度(再販売価格維持制度)の抜け道を通る方法で勝負するお店が増えてきています。
最近少し大きなお店なら、どこへ行ってもポイントカードが出てきました。このポイントこそが再販制度(再販売価格維持制度)によって定価で販売する商品に、少しでもお得感を付けるためのアイテムになります。商品自体は定価で販売していても、それに応じたポイントは後で現金代わりに使うことができます。
言うならばこのポイント分こそが、お店ができる割引方法なのです。これなら商品自体が値引きされているわけではなく、それでいて購入者にとってもメリットがある方法なのです。
単純にサービスの一環として提供されているポイントカードですが、実はこういう事情から発行されることもあるのです。この店で買うよりもあの店で買う方がポイントが付くからと、知らず知らずのうちに利用するお店が誘導されているのも、再販制度(再販売価格維持制度)の抜け道を利用した、それぞれのお店の競争方法なのです。